2025年度の愛媛県西条市での実地研修の模様をご紹介します。
2025年|愛媛県西条市|実地研修 1〜3回目の模様
1回目|2025年9月18日(木)-21日(日)|愛媛県西条市

1日目| 説明会/市内視察 水めぐりツアーなど
2日目| ぶどう・イチジク農作業研修 PENTA FARM 山内政志さん
3日目| A班 ぶどう・キウイ・柿農作業研修 輝らり果樹園 金光 史さん・金光祐二さん
B班 ピーマン・小松菜農作業研修 ㈲鎌田農園 鎌田正一さん・鎌田広大さん・鎌田竹広さん
(午前午後交代制)
4日目| 市内視察 成龍酒造・SAIJO BASEなど
1日目9/18(木)|名水のまち「西条」を五感で知る、水めぐりと秋の風物詩
西条市での研修は、名水百選にも選ばれた「うちぬき」の文化を学ぶことから始まりました 。市役所でのオリエンテーション後、観光ガイドの案内で「水めぐりツアー」へ出発 。海の中から真水が湧き出す「弘法水」や、農業用水の要である「うちぬき公園」を巡り、この地の豊かな水資源が農業や暮らしをいかに支えているかを肌で感じました 。夜には愛媛の秋の風物詩「西条いもたき」を囲んで懇親会を開催 。市役所職員や地元生産者の皆さんと鍋を囲み、西条の温かなコミュニティに触れる充実したスタートとなりました 。



2日目9/19(金)|「PENTA FARM」で学ぶ、果樹農業の出荷と陳列の極意
2日目は「PENTA FARM」の山内氏のもとで、イチジクとブドウの農作業研修に挑みました 。イチジクの研修では、繊細な果実の収穫から出荷の段取り、さらには地元の人気産直「周ちゃん広場」での陳列までを一貫して体験 。生産者がどのようなこだわりを持って品質を管理し、消費者の手元に届くまでの付加価値を創出しているかを学びました 。午後のブドウ収穫研修を通じ、果樹農業におけるスピード感と丁寧な手仕事の両立の重要性を実感した1日となりました 。



3日目 9/20(土)|「輝らり果樹園」で学ぶ、ブドウ栽培の技術と経営哲学
3日目は2班に分かれて午前午後と2つの圃場で農業研修を行いました。金光氏が営む「輝らり果樹園」にて、1日を通したじっくりとした実地研修を行いました 。午前中は金光さんのこれまでの経歴や、移住・新規就農に至るまでの貴重なお話を伺い、農業経営のリアルな側面を学びました 。その後、ハウス内でのブドウの収穫や、来期に向けた枝の管理作業に挑戦 。



3日目 9/20(土)|「鎌田農園」でのピーマン収穫と、地域文化に触れる締めくくり
鎌田氏の「鎌田農園」を訪問し、西条市の主力産品であるピーマンの研修に励みました 。圃場視察を交えた講話では、鎌田さんの農業に対する情熱や栽培のこだわりについて熱心な質疑応答が行われ、その後は実際にピーマンの収穫と出荷のためのパッキング作業を体験しました 。



昼食には地元の素材を活かした「SOILIKKLE(ソイリクル)」のがんもどき御膳を堪能し、午後も引き続き圃場での作業に汗を流しました 。一つひとつの房を丁寧に扱う繊細な技術と、消費者に直接届ける販売の工夫に触れ、果樹農業の奥深さを体感する1日となりました 。


4日目9/21(日)|地域の歴史と文化を訪ね、新たな決意で締めくくる
最終日は、西条の文化を象徴するスポットを視察しました 。名水「うちぬき」の水を酒造りに活かしている「成龍酒造」を訪ね、酒蔵見学を通じて、地域の資源を価値ある製品へと変える伝統の技を学びました 。続いて訪れた「SAIJO BASE」では、西条まつりの「だんじり」展示を視察し、地域が誇る祭礼文化の熱気を感じることができました 。4日間の研修を通じて、西条の豊かな自然、高度な農業技術、そして人々の情熱に触れた研修生たち 。伊予西条駅で解散の時を迎えましたが、その表情には次なるステップへの強い決意が満ちていました 。



2回目|2025年11月27日(木)-30日(日)|愛媛県西条市

1日目| 説明会/JA周桑勉強会など
2日目| 葉わさび農作業研修 アグフィールド(株) 伊藤嘉浩さん
3日目| 青ネギ・里芋農作業研修 ㈱だんだん村 丹下世知規さん
4日目| 市内視察 石鎚山など
1日目11/27(木)|JAの仕組みと選果場視察で学ぶ、産地のバックアップ体制
11月の西条研修は、伊予西条駅での集合からスタートしました。初日のメインプログラムは「JA周桑」での視察研修です。営農管理研修センターにて、新規就農者を支える研修生制度やJAの役割について講義を受け、地域全体で農家を支える仕組みを学びました。さらに選果場では、きゅうりや里芋がどのように集荷・選別され、市場へと届けられるのか、その徹底した品質管理の現場を視察。個人農家の努力が組織の力で価値へと変わるプロセスを目の当たりにし、研修生は産地としての強みを再認識する1日となりました。



2日目11/28(金)|「アグフィールド」で実践!葉わさび栽培の緻密な作業に挑む
2日目は、伊藤氏が営む「アグフィールド」にて、葉わさびの栽培研修に励みました。冷涼な環境を好む葉わさびの特性や栽培のポイントを座学で学んだ後、ハウス内での定植や、冬の寒さから守るための「トンネル設置」などの実作業に挑戦。一つひとつの苗を丁寧に扱い、成長を見据えた環境づくりを体験することで、作物の繊細な管理技術を肌で感じることができました。



3日目11/29(土)|「だんだん村」での青ねぎ・里芋研修。出荷までを見据えたプロの現場
3日目は、丹下氏の「だんだん村」を訪問しました。西条市の主力産品である青ねぎと里芋をテーマに、栽培から出荷までの一連の流れを学びました。広大な圃場での青ねぎの定植や収穫、そして旬を迎えた里芋の収穫作業では、プロの農家が求める手際の良さと、効率的な作業動線を体感。収穫後の出荷調整作業では、消費者の手元に届く「商品」としての品質基準を厳しくチェックする姿勢を教わりました。農家さんとの対話を通じて、農業経営における「生産と出荷」の両輪の重要性を深く学ぶ1日となりました。



4日目11/30(日)|西山興隆寺の紅葉に触れ、豊かな四季の恵みを胸に帰路へ
最終日は、研修の振り返りを行った後、西条の名刹「西山興隆寺」を訪れました。愛媛県下でも有数の紅葉スポットとして知られる境内を散策し、鮮やかに色づいたモミジを鑑賞。4日間のハードな研修で疲れた体を癒やしつつ、この豊かな自然こそが西条の農業を育む源泉であることを改めて実感しました。伊予西条駅で解散の時を迎えましたが、JAでの学びや現場での実践、そして美しい景色を共にした研修生たちの表情には、充実感と未来への希望が溢れていました。
3回目|2026年1月15日(木)-18日(日)|愛媛県西条市

1日目| 説明会/就農・移住定住勉強会
2日目| いちご農作業研修 ひのいちご園 日野正一さん
3日目| 農作業研修 原田農園 原田耕治さん・原田美佐子さん
4日目| 千町棚田作業など
1日目1/15(木)|移住のリアルを学ぶ。西条市での暮らしと就農への第一歩
研修の初日は、西条市役所移住推進課の協力のもと、移住勉強会を開催 。行政による就農・移住補助メニューの紹介に加え、地域おこし協力隊や実際に移住された方々から、実体験に基づいた講話をしていただきました 。質疑応答では、生活環境や就農までの道のりについて活発な意見交換が行われ、参加者にとって西条市での未来をより具体的にイメージする貴重な時間となりました 。



2日目1/16(金)|「ひのいちご園」で体験する、繊細ないちご栽培の神髄
2日目は、西条市の特産品の一つである「いちご」の研修です 。日野氏が営む「ひのいちご園」を訪れ、ハウス内での収穫や選別、株の手入れに挑戦しました 。午前中は「葉かき」や、実を適切な位置に整える「玉だし」といった細やかな作業を行い、午後は収穫の進み具合に合わせて選別・出荷作業を体験 。一つのいちごを最高の状態で届けるためのプロのこだわりと、手間を惜しまない栽培技術を肌で感じる一日となりました 。



3日目1/17(土)|「原田農園」で多品目栽培を学ぶ。収穫からパッキングまで
3日目は、原田氏の「原田農園」にて、いちご、トマト、きゅうり、ピーマン、パプリカといった非常に多品目な野菜の研修を行いました 。研修生は数人ずつのペアに分かれ、それぞれの品目の収穫作業を分担 。午後は、午前中に収穫した野菜のパッキングなどの出荷作業を体験しました 。単一の作物だけでなく、複数の野菜が同時に育つ現場を経験することで、農業経営の多様性と、それぞれの品目に合わせた作業の切り替えの重要性を学ぶ密度の濃い研修となりました 。



懇親会
お世話になった西条市の皆様からお誘いをいただき、懇親会に参加させていただきました!心のこもったお料理の数々と、楽しく希望に満ちた会話、優しさに包まれた空間でした。ありがとうございました。



4日目 1/18(日)|千町棚田の歴史を繋ぐ。石垣修復と手作りピザのひととき
最終日は、標高の高い山間部に位置する「千町(せんじょう)棚田」を訪れました 。美しい棚田の風景を守るために欠かせない「石垣修復作業」についての座学を受け、地域の文化と景観保全の結びつきを学習 。研修の締めくくりには、棚田の環境を活かしたピザ作りを全員で楽しみ、充実した4日間の活動を振り返りました 。西条の豊かな水、多様な農業、そして地域の温かなコミュニティに深く触れた研修生たちは、それぞれの決意を胸に、帰路につきました 。




