2025年度の千葉県旭市での実地研修の模様をご紹介します。
2025年|千葉県旭市|実地研修 1〜3回目の模様
1回目|2025年10月2日(木)-5日(日)|千葉県旭市

1日目| 説明会/市内視察
2日目| A班ミニ白菜農作業研修 加瀬裕希さん
B班ケール・ルッコラ農作業研修 はやし菜園 秋谷百合香さん
3日目| A班ケール・ルッコラ農作業研修 はやし菜園 秋谷百合香さん
B班ミニ白菜農作業研修 加瀬裕希さん
4日目| 幽学の里 収穫祭参加
1日目10/2(木)|旭市の魅力とポテンシャルを肌で感じる
研修のスタートは、全国屈指の農業都市・旭市の概要を学ぶことから始まりました。市役所での説明会では、農業産出額が全国第5位(2023年推計)という驚異的な数字とともに、旭中央病院をはじめとする充実した生活基盤が紹介され、就農地としての魅力が語られました。その後、市内視察へ向かい、高さ約60mの断崖から九十九里浜を一望できる刑部岬(ぎょうぶみさき)や、車での乗り入れが可能な飯岡海岸を訪問。絶景を楽しみながら、温暖な気候と豊かな自然環境を肌で感じ、これから始まる本格的な農業研修への期待と志を高める1日となりました。






2日目10/3(金)・3日目-4(土)|プロの技術と経営戦略を学ぶ実践研修
2日目と3日目は、2班に分かれて実地研修を行いました。都祭孝彦さんの圃場では、にんじん栽培の座学からスタートし、土壌管理の重要性を学習。実習では、手作業での丁寧な除草作業に加え、想像以上に重労働なごぼうや生姜の収穫に挑戦し、農家さんの労力を体感しました。



一方、はやし菜園の秋谷百合香さんの研修では、ケールやルッコラの収穫に加え、農業経営の核心に触れました。「データに基づく計画立案」や「正確な情報収集」が利益に直結するという戦略的なアドバイスは、研修生にとって技術習得以上に貴重な学びとなり、理論と実践の両面からプロの農業を深く掘り下げました。



4日目10/5(日)|地域とのつながりと食農教育の現場
最終日は、地域一体となって農業の意義を伝える現場を視察しました。宿泊先をチェックアウトした後、米づくり交流事業の一環として開催された「幽学の里 収穫祭」に参加。このイベントは「食と農」をテーマに、都市住民との交流を通じて農業の大切さや自然の豊かさを伝える活動です。研修生は、地域がどのように外の人々と関わり、農業の価値を次世代へつなげようとしているのかを間近で体験しました。4日間の研修を通じて、単なる栽培技術だけではない、地域コミュニティにおける農業の役割と教育的な価値を再認識し、充実した面持ちで帰路につきました。
2回目|2025年11月13日(木)-16日(日)|千葉県旭市

1日目| 説明会/就農勉強会
2日目| A班ブロッコリー、ちんげん菜、サンチュの収穫 大橋幸雄さん
B班トマト農作業研修 ㈱いてつ 石井哲也さん
3日目| A班トマト農作業研修 ㈱いてつ 石井哲也さん
B班ブロッコリー、ちんげん菜、サンチュの収穫 大橋幸雄さん
4日目| 市内視察 干潟八万石 大原幽学記念館
1日目11/13(木)|旭市の農業ポテンシャルと広大な農地を巡る
研修の初日は、千葉県旭市の農業の全容を理解することから始まりました。JR旭駅に集合後、まずは旭市役所を訪問し、農水産課の担当者から市の農業支援制度についてレクチャーを受けました。全国有数の産出額を誇る旭市の就農環境を知り、研修生は自身の将来像を具体的に描く機会となりました。その後、市内の農地視察へ向かい、萬歳(まんざい)自然公園から広大な「干潟八万石」を一望。かつての巨大な湖「椿の海」を干拓して生まれた豊かな耕地を実際に車で巡り、旭市の農業を支える土地の歴史とスケールの大きさを肌で感じる、充実したオリエンテーションとなりました。



2日目11/14(金)・3日目11/15(土)|プロの農家から学ぶ、収穫と管理の実践研修
2日目と3日目は、A・Bの2班に分かれて本格的な農作業研修を行いました。大橋幸雄さんの圃場では、ブロッコリーやちんげん菜、サンチュの収穫を体験。鮮度を保つための丁寧な扱い方を学び、一つひとつ手作業で収穫する達成感を味わいました。



一方、石井哲也さんの研修では、トマトの収穫だけでなく苗箱の掃除といった細やかな管理作業も経験。高品質な作物を育てるための徹底した衛生管理と、地道な作業の積み重ねが重要であることを教わりました。道の駅「季楽里(きらり)あさひ」での昼休憩や、地元のスーパーでの買い出しを通じ、地域の食の豊かさにも触れる貴重な実践の場となりました。



4日目11/16(日)|地域の文化に触れ、次へのステップを見据える
最終日は、研修の振り返りと旭市の文化的な魅力に触れる1日となりました。宿泊先で実施された説明会では、今回の研修で得た気づきを共有するとともに、次回のスケジュールを確認。就農に向けた具体的なステップを再認識しました。チェックアウト後は、地域の名所である「龍福寺」を訪問しました。美しい紅葉に彩られた境内の静かな空間で、4日間のハードな農作業の疲れを癒やすとともに、研修生同士の絆を深める穏やかな時間を過ごしました。最後はJR旭駅で解散し、成田へと戻る車中では、各自が旭市での農業の可能性を改めて噛み締める締めくくりとなりました。



3回目|2025年12月11日(木)-14日(日)|千葉県旭市

1日目| 説明会/移住定住勉強会
2日目| A班 ユリ農作業研修 神崎園芸 神崎 凌さん
B班 農作業研修 JA海上産直部
3日目| A班 農作業研修 JA海上産直部
B班 ユリ農作業研修 神崎園芸 神崎 凌さん
4日目| 現地視察
1日目12/11(木)|旭市での暮らしを描き、地域との関わり方を模索する
第3回実地研修の初日は、JR旭駅に集合後、旭市役所にて「移住定住・就農支援勉強会」を開催しました 。市の担当者から、新規就農への手厚いサポート体制に加え、移住定住に関する具体的な支援策や生活環境についてもお話を伺いました 。その後行われた和郷スタッフとの座談会では、これまでの研修を踏まえ「今後どのように旭市と関わっていきたいか」について活発な意見交換がなされました 。研修生からは、就農という形だけでなく、多様なアプローチで地域に貢献したいという声も上がり、自分なりの距離感で旭市と繋がっていくためのヒントを見つける貴重な時間となりました 。


2日目12/12(金)・3日目12/13(土)|彩りの花と冬の味覚、多様な現場で学ぶ実践技術
2日目と3日目は、花の産地としての顔を持つ旭市ならではの多様な農作業に挑みました 。神﨑園芸さんでは、ユリの選別や球根の定植作業を体験 。贈答品としての高い品質管理や、緻密な出荷スケジュールなど、花卉(かき)農家ならではの視点を学びました 。



一方、石毛達也さんの圃場では、JAの仕組みや出荷ルートに関する座学から始まり、広大な畑で大根の収穫と積み込み、さらには洗浄作業までを実践しました 。冬の寒空の下、雨天決行で泥に触れながら行う作業は、自然相手の農業の厳しさと、収穫した作物を商品へと仕上げる喜びを同時に体感する、非常に密度の濃い2日間となりました 。



4日目12/14(日)|地域の食文化を視察し、次なるステップへ
最終日は、研修の振り返りと旭市の食の拠点視察に時間を充てました 。宿泊先のチェックアウト後、地域の農産物が集まる「道の駅 季楽里(きらり)あさひ」を訪問 。これまでの研修で実際に収穫した野菜や、栽培を学んだユリがどのように消費者の手に渡るのか、販売現場の陳列や価格設定を視察しました 。消費者の反応を意識した生産の重要性を再認識し、旭市の豊かな食文化を肌で感じることができました 。正午にJR旭駅にて解散となりましたが、全日程を通じて技術・経営・地域との関わり方をバランスよく学んだ研修生たちの表情には、確かな充実感が溢れていました 。