1日目|10月25日(金)|実地研修プログラム
11:20 | JR茅野駅 集合・移動 | 車1台に研修6名 |
12:20 | 名鉄高速バス 飯島バス停 集合・移動 | 車1台に研修生9名 |
12:30 | 昼休憩 | 道の駅 花の里いいじま |
14:00 | 説明会 飯島町役場 | 実地研修概要・スケジュール |
15:00 | 飯島町 視察 | 視察場所:与田切公園・千人塚公園・いなかの風キャンプ場 |
17:00 | スーパー | 懇親会用のお酒などの飲料物の購入 |
17:30 | 宿泊先 到着 | iiネイチャー春日平 |
18:00 | 宿泊先 懇親会 | iiネイチャー春日平にて懇親会 |
14:00 説明会@飯島町役場
飯島町役場にて実地研修1回目の3日間全体の説明会を開催しました。
15:00 飯島町内 視察
いなかの風キャンプ場
中央アルプスの絶景を一望できる贅沢なロケーションが魅力のキャンプ場です。サイト面積は最大250坪と広大で、開放感にあふれた空間が広がります。里山の美しい自然に囲まれながら、農業体験や自然体験を思う存分楽しめるのが特徴です。
与田切公園
雄大なふたつのアルプスに囲まれた自然公園内に位置し、四季折々の美しい風景を楽しむことができます。敷地内には清らかな与田切川が流れ、耳に心地よいせせらぎの音が響く、静かで落ち着いた環境が広がっています。
千人塚公園
千人塚公園では、豊かな自然の恵みを存分に堪能し、大自然の中で思いきり遊びつくすことができる多彩な体験プログラムを多数ご用意しています。美しい景色に囲まれながら、季節ごとの魅力を活かしたアクティビティを楽しむことで、日常では味わえない特別なひとときをお過ごしいただけます。
宿泊先 iiネイチャー春日平
トレーラーハウスが5台設置されている宿泊施設。
Wi-Fi |シングルベット2 台・敷布団1~3 組|バス・トイレ・キッチン・ドライヤー・冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・電気ケトル|フォーク・スプーン・グラス・マグカップ・皿|まな板・トング・おたま・ボール・ざる・フライパン・ピーラー・缶切り・ワインオープナー|アメニティー1セット¥1,000(税込)/バスタオル・フェイスタオル・歯ブラシ・シャンプー・リンス・ボディーソープ
懇親会 iiネイチャー春日平
飯島町役場の地域創造課 久保田課長、矢原さん、大槻さん、産業振興課 堀越課長、田切農産 代表取締役 紫芝勉さんにもご参加いただきました。飯島町の地場の旬のキノコをたっぷり使用した「きのこ鍋」、飯島町名産の「馬刺し」、中央アルプスの清流で育った「アルプスサーモンのお造り」、朝飯島町で採れたての「松茸焼き」「松茸ご飯」「松茸酒」、紫芝社長が生産されている酒米を使った日本酒なども振る舞われ、賑やかで飯島の人の優しさに包まれた時間となりました。
2日目 10月26日(土)
9:00 | 農作業 研修 | 田切農産:そば刈り取り |
11:30 | 道の駅 田切の里 | 昼食 |
13:30 | 農作業 研修 | 田切農産:会社概要・飯島町の農業・そば等の座学・今後の展望など 田切農産:そばの実を落とす・選果・凍眠作業 |
17:30 | スーパー | 夕食・翌日朝食の買い出し |
18:00 | 宿泊先 到着 | iiネイチャー春日平 |
9:00 農業研修 田切農産:そば刈り取り
講師:株式会社田切農産 代表取締役 紫芝勉さん
田切農産にて、そばの刈り取り作業を行いました。今回の飯島町でのそばの農業研修は、昔ながらの刈り取り→選果→唐箕→蕎麦作りまで一連の流れを実施いたします。1回目の今回は唐箕作業までです。
午前中の作業は刈り取りから運搬まで。鎌でそばを刈り取り、束ね、紐で縛り、立てかけるまでの作業を行いました。
そば刈り取り作業
13:30 農業研修 田切農産:田切農産について(座学)&そばの選果・唐箕作業(農作業)
圃場から作業場へ移動して田切農産にて、株式会社田切農産 代表取締役 紫芝 勉さんに「田切農産について」の講話をしていただき、その後、午前中に刈り取りを行った、そばの実を落とす・選果・唐箕作業を行いました。
講話 持続可能な農業に向けた地域づくり『集落営農組織の設立・運営・法人化について』
講師:株式会社田切農産 代表取締役 紫芝 勉さん
紫芝さんからは、飯島町の取り組み、田切農産ができるまで、そして連携して活動しているお話を伺いました。
農家の個別経営から一歩進み、兼業農家や専業農家がそれぞれの特性を活かして取り組めるよう、町全体や地域全体で連携しながら、地域複合経営を目指して営農センターを設立。さらに、農家の高齢化や後継者不足といった課題に対応するため、担い手法人を設立し、飯島町内の4地区で作業連携を進めています。また、地域の交流拠点として道の駅「田切の里」を中心に、住民や地元企業、町外からの利用者、飯島町、そして各種団体が関わる仕組みづくりを推進。今回宿泊した「iiネイチャー春日平」を拠点に、産学官民が連携する形で「農業型ツアー」や「飯島流ワーケーション事業」を立ち上げ、新たな生活様式の提案や農業価値の創造を行っています。これらの取り組みを通じて、移住・定住へのアプローチや新しい観光・農泊ビジネスの構築を進めており、地域活性化のための幅広い事業展開と住民や団体とのつながりについてのお話を伺いました。
午前中に刈り取りを行った、そばの実を落とす・選果・唐箕(とうみ)の作業
午前中に刈り取りを行った、そばの実を千歯扱き(せんばこき)という専用の道具を使って、そばの実を茎から外して、脱穀したそば実を、唐箕(とうみ)で脱穀したそばの実を、風を利用して軽いゴミや殻を取り除く作業を行いました。
3日目 10月27日(日)
9:00 | わら細工 研修 | しめ縄体験 株式会社わらむ 代表取締役 酒井裕司さん |
12:30 | 昼休憩 | |
13:30 | 農作業 研修 | りんごに関する座学・作業指導など りんご葉摘み 若松園 高橋豊さん |
17:30 | スーパー | 夕食・翌日朝食の買い出し |
18:00 | 宿泊先到着 | iiネイチャー春日平 |
9:00 しめ縄体験研修・農業としての藁について
講師:株式会社わらむ 代表取締役 酒井裕司さん
株式会社わらむ 代表取締役 酒井裕司さんに、藁細工の市場、藁の生産の重要性、藁から生まれるこれからの可能性、藁の商品開発のお話をいただき、教えていただきながら、しめ縄の創作体験を行いました。
株式会社わらむは、国技館や地方の大相撲場所で使用される土俵をはじめ、神事に関連するしめ飾りを手がけ、日本一の年間生産量を誇ります。また、米俵マラソンや藁の貯金箱の制作も行い、藁を活用した新たな産業に取り組んでいます。耕作放棄地を活用して藁専用の田んぼを増やし、減少傾向にある職人の育成にも力を入れています。同社では、藁を活用した農業を展開し、農家が職人としても活躍できる仕組みを推進。縁起物としての藁製品にも注力し、「土付かず」といった品質を重視し、デパートからの高級しめ縄の依頼にも応えています。また、二期作や神事用米の開発を通じて、農業の新たな価値を創出し、儲かる農業の実現を目指しています。
しめ縄体験
13:30 りんご葉摘み農作業研修
講師:若松園 高橋豊さん
若松園にて、りんごの農作業研修を行いました。今回は主にりんごの葉摘作業に特化した内容でした。
「葉摘み」とは、りんごの実全体に均等に日光が当たり、ムラのない美しい色に仕上がるよう、光を遮る葉を摘み取る作業です。この工程は、りんごの色づきだけでなく、糖度にも影響を与えます。ただし、葉を摘みすぎると光合成が不足し、果実に栄養が十分行き渡らなくなるため、適切なバランスで葉を取ることが重要です。
4日目 10月28日(月)
9:00 | 飯島町歴史民俗資料館「飯島陣屋」視察 | |
同資料館 「かまど体験」〜食事 | ||
13:00 | 1班 名鉄高速バス 飯島バス停 解散 | 車1台に研修生5名 |
14:00 | 2班 JR茅野駅 解散 |
飯島町歴史民俗資料館 飯島陣屋 「かまど体験」
昔ながらの調理方法により、郷土料理づくり体験をしました。
調理した料理は五平餅、鶏肉炒め、お鍋です。
竹を割って串をつくり、お米をかまどで炊き、半殺しにし、串に巻きつけ、囲炉裏でじっくりと火を通し、胡桃を炒り擦り潰し味噌と和えた味噌ダレを乗せていただきました。鶏肉の炒め物とお鍋もかまどで調理しました。
飯島町歴史民俗資料館「飯島陣屋」見学
郷土料理づくりを体験した後は、スタッフさんに「飯島陣屋」をガイドいただきました。
飯島陣屋は、長野県上伊那郡飯島町にかつて存在した代官所(代官陣屋)です。現在の建物は復元されたもので、「飯島町歴史民俗資料館・飯島陣屋(いいじままちれきしみんぞくしりょうかん いいじまじんや)」として公開されています。
2回目の次回は、視察した中の一つの公園「千人塚公園」でキャンプ場の整備体験、そばを収穫して唐箕したそばを製粉・そば打ちをしていただく体験、今回に引き続きりんご収穫体験、わらむさんで体験した藁を使用した米俵のマラソンの運営ボランティア、白ネギ収穫などを予定しております。
2回目の予定はこちら
1日目|キャンプ場整備体験
2日目|そば製粉・そば打ち体験/りんご収穫研修
3日目|米俵マラソン運営ボランティア/白ネギ収穫手伝い
4日目|飯島町役場|新規就農・移住定住勉強会
※天候などにより変更になる場合がございます。