2025年 参加する

2025.10.23

実地研修1回目【千葉県旭市】報告

開催日時

2025年10月2日(木)〜5日(日)

1日目 10月2日(木)

13:00集合 JR旭駅 1Fロータリー
13:30研修説明会
旭市役所
ご挨拶|研修スケジュール説明
旭市役所|農水産課 旭市ニ2132
14:30旭市内視察上永井公園(刑部岬展望館/飯岡灯台)
飯岡海岸(屛風ヶ浦→飯岡漁港)
18:00宿泊先 チェックイン飯岡温泉グロリア九十九里浜
旭市下永井809-67|0479-50-5522
19:00懇親会

13:30〜旭市紹介・研修会説明

旭市役所では、担当職員の方より、旭市の地域概要と魅力について詳細なご説明をいただきました。温暖な気候に恵まれた旭市は、農産物・水産物が極めて豊富であることが特徴です。特に農業においては、農林水産省による2023年(令和5年)の市町村別農業産出額(推計)で559億4千万円を記録し、全国第5位、関東で第2位という、国内トップクラスの農業競争力を有していることが強調されました。また、市民の生活を支える体制も充実しており、全国トップクラスの公立病院である旭中央病院を中心に、手厚い支援制度が紹介されました。子育て支援、高齢者支援、就業支援に加え、移住希望者向けの各種サポートなど、市民が安心して暮らせるための総合的な支援策が講じられていることが分かりました。

14:00 上永井公園(刑部岬展望館/飯岡灯台)飯岡海岸(屛風ヶ浦→飯岡漁港)

旭市の景勝地である上永井公園へと向かい、刑部岬(ぎょうぶみさき)展望館と飯岡灯台を視察しました。刑部岬の展望施設「光と風のデッキ」に立つと、そこには息をのむような絶景が広がっていました。高さ約60mの断崖から、雄大な太平洋と弓状に広がる九十九里浜を一望。「日本の朝日・夕陽百選」や「日本夜景遺産」に選ばれるほどの美しさを肌で感じました。周辺が公園として整備されており、アクセスしやすい点も魅力です。その後、飯岡海岸(屛風ヶ浦から飯岡漁港周辺)へ移動。広大な砂浜は、関東地方で希少な車やバイクでの乗り入れが可能な海岸であり、その開放感に驚かされました。有名なサーフスポットとしても知られ、特に夕暮れ時にはインスタ映えする美しい風景が広がる様子を想像することができました。

2日目 10月3日(金)・3日目 10月4日(土)

※2班に分かれ、1日交代で農作業研修を実地(2日目はA⇄B)

宿泊先出発 A班|7〜8名 B班|7〜8名
9:002班に分かれて研修を行います。
A班|農作業研修|にんじん・ごぼう
B班|農作業研修|ケール・ルッコラ
A班|都祭孝彦さん(和郷園
B班|秋谷百合香さん(はやし菜園和郷園
12:00昼休憩
13:30└午前中に引き続きの農業研修
A班|農作業研修|にんじん・ごぼう
B班|農作業研修|ケール・ルッコラ
A班|都祭孝彦さん(和郷園
B班|秋谷百合香さん(はやし菜園和郷園
17:00宿泊先 到着飯岡温泉グロリア九十九里浜
旭市下永井809-67|0479-50-5522
※状況によって変更になる場合がございます。

9:00〜&13:30〜 |農作業研修|にんじん・ごぼう・生姜
講師 都祭孝彦さん(和郷園

和郷園に所属されている都祭孝彦さんの圃場を訪問し、実践的な農作業を体験しました。ここでは、まず都祭さんより、にんじん栽培に関する専門的な座学をご指導いただきました。品種の特性や、安定した品質と収量を確保するための土壌管理など、プロの知識を深く学びました。座学の後はいよいよ実習です。にんじんの畝間に入っての丁寧な除草作業を体験し、手作業での地道な管理が、健康な生育にいかに重要かを痛感しました。さらに、ごぼう・生姜の収穫作業にも挑戦。土の中から長い根菜を掘り出す作業は想像以上に重労働であり、市場に出るまでの農家さんの労力を肌で感じることができました。都祭さんの圃場で、根菜類を高品質に育てるための理論と実践の両面から、貴重な学びを得ることができました。

9:00〜&13:30〜 |農作業研修|ケール・ルッコラ
講師 秋谷百合香さん(はやし菜園和郷園

和郷園の秋谷百合香さんの圃場訪問は、単なる技術習得に留まらない、戦略的な農業経営を学ぶ時間となりました。座学では、秋谷さんが農業へ飛び込んだ経緯とともに、ルッコラやケールといった珍しい葉物野菜を選定した理由をお話いただきました。さらに、「農業でデータを取り、次年度の計画に活かす重要性」を熱く語られました。秋谷さんが最も強調されたのは、経営を左右する「情報収集の重要性」です。国や県の補助金、農薬の仕入れ、さらには「除草剤を使用した品目は購入しない」といった出荷先の細かな条件に至るまで、いかに情報を正確かつタイムリーに得られるかが、農業で利益を出していく上で極めて重要になるとアドバイスをいただきました。座学で得た知識を胸に、ハウスでは出荷前の見極めポイントの指導を受けながら、ケールやルッコラの収穫を実践。また、ハウス内の除草作業に取り組み、徹底した環境管理が、高品質な野菜を育む基盤であることを再認識する、実践と理論が融合した研修となりました。

4日目 10月5日(日)

9:30宿泊先チェックアウト・出発
10:00旭市内視察幽学の里 収穫祭
12:00解散|JR旭駅
※状況によって変更になる場合がございます。

10:00 旭市内視察|幽学の里 収穫祭

旭市内視察の一環として「幽学の里 収穫祭」が組み込まれた米づくり交流事業に参加しました。この事業は「食と農」をテーマに、農業の大切さと自然の豊かさを学ぶことを目的としています。研修生は収穫祭でのイベントを通じて、地域がどのように都市住民との交流を図り、農業の意義を伝える活動を展開しているのかを間近で体験しました。旭市が推進する地域農業への取り組みとその教育的な価値について、深く理解を深めることができました。

次回、2回目の実地研修
2025年11月13(木)-16(日)です。
1日目| 説明会/就農勉強会
2日目| A班 農業研修(※調整中)|B班 トマト農作業研修 ㈱いてつ 石井哲也さん
3日目| A班 トマト農作業研修 ㈱いてつ 石井哲也さん|B班 農業研修(※調整中)
4日目| 市内視察 干潟八万石 大原幽学記念館

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