2025年 参加する

2025.10.21

実地研修1回目【福岡県久留米市】報告

開催日時

2025年9月11日(木)〜14日(日)

1日目 9月11日(木)

13:00集合 西鉄久留米駅集合 ロータリー
13:15研修説明会@久留米市役所研修スケジュール説明
 〒830-8520 福岡県久留米市城南町15−3
13:30久留米市について紹介久留米市役所
農政部農政課 戸上課長
15:00うどん打ち体験@たけ屋講師 代表取締役 加藤望さん
18:30宿泊先 チェックイン藤乃山別邸 福岡県久留米市藤山町743
懇親会

13:15 研修説明会@久留米市役所
農政部農政課 戸上課長

久留米市役所では、農政部農政課の戸上課長にご対応いただき、久留米市の多岐にわたる魅力と、地域農業に関する詳細な情報を学ぶ機会を得ました。まず、久留米市が持つ地理的・文化的特徴が紹介されました。その上で、市が特に力を入れている農産品の紹介へと話が進みました。どのような品目が特産であり、その品質の高さや生産体制について詳しく解説していただきました。お話の後、庁内の展望台へとご案内いただきました。この展望台からは、筑後平野に広がる緑豊かな農地や市街地を一望することができました。

15:00 うどん打ち体験
講師|たけ屋 代表取締役 加藤望さん

久留米市の名店「たけ屋」を訪れ、代表取締役の加藤望様から、うどんづくりの一連の工程をご指導いただきました。体験は、小麦粉に塩水を加え、混ぜ合わせることからスタート。次に、生地を厚手のビニール袋に入れ、足踏みを繰り返します。この丹念な足踏みは、久留米うどん特有の柔らかな食感の中に旨味を凝縮させるための大切な工程だと学びました。旨味が引き出された生地は、いよいよ麺棒を使って均一な厚さになるよう「のし」の工程へ。力を入れすぎず、均等な圧をかける職人技に挑戦しました。そして、畳んだ生地を包丁で細く「切る」作業で、ついにうどんが完成。参加者全員が、自分たちの手で打った出来立てのうどんを、お店でそのまま試食。労力をかけた分、小麦の香り高さと口の中で広がる旨味が格別で、うどんづくりの奥深さと喜びを五感で体感する貴重な機会となりました。

18:30 宿泊先 藤乃山別邸

藤乃山別邸をベースキャンプとして研修を行います。この日は研修生のみなさんと藤乃山別邸で和郷アグリカレッジメンバーとで懇親会を開催しました。

2日目 9月12日(金) 

9:00農作業研修|果樹取組紹介、ぶどう座学、ハウス作業予定
中村美紗さん(久留米市の果樹園フルトリエ-fruitelier-
12:00昼休憩久留米市の果樹園フルトリエ-fruitelier-
※カフェ営業あり営業時間11:00~17:00(L.O 16:30)
ランチ11:00~14:00
13:30└午前に引き続き
農作業研修|果樹
ぶどう(作業内容:収穫・選果・包装・販売作業)、梨、除草
中村美紗さん(久留米市の果樹園フルトリエ-fruitelier-
18:00宿泊先 到着藤乃山別邸 福岡県久留米市藤山町743

9:00〜&13:30〜 果樹の農作業研修
講師 中村美紗さん(久留米市の果樹園フルトリエ-fruitelier-

久留米市で注目を集める果樹園「フルトリエ-fruitelier-」では、代表の中村美紗さんより取り組みをご紹介いただきました。研修は、まず多様なぶどうの品種に関する専門的な座学からスタート。それぞれの特性や栽培のポイントを深く学びました。その後は、いよいよ実践作業です。ハウスでは、ぶどうの収穫作業を研修。単に摘み取るだけでなく、最適な熟度を見極める方法や、房を傷つけないハサミの入れ方など、品質を左右する繊細な技術を指導いただきました。収穫後は、選果作業へ移行。病気や傷ついた粒を正確に見極めて取り除く作業は、厳しい品質管理の重要性を再認識させました。さらに、包装や販売戦略に至るまで、一貫した出荷プロセスを学びました。
また、梨の果樹圃場では、腐敗や傷のある梨を取り除く整備作業や、ポット種苗の丁寧な除草作業にも取り組みました。この一連の研修を通じて、美しい果実を消費者に届けるための、地道で細部にわたる努力と専門技術の重要性を深く学ぶことができました。

3日目 9月13日(土) 

9:00農作業研修|野菜取組紹介、夏野菜、オクラ、空芯菜など圃場で収穫・集荷場で選別など
中村優太さん(中村農園
12:00昼休憩各自
13:30└午前に引き続き
農作業研修|野菜
取組紹介、夏野菜、オクラ、空芯菜など圃場で収穫・集荷場で選別など
中村優太さん(中村農園
17:00宿泊先 到着藤乃山別邸
福岡県久留米市藤山町743

9:00〜&13:30〜 農作業研修
講師 中村優太さん(中村農園

中村農園を訪問し、代表の中村優太さんから農園の先進的な取り組みについてご紹介いただきました。中村農園は、オクラや空芯菜といった多品目の野菜、水稲を意欲的に栽培されており、研修生は広大な圃場にて、まずオクラや空芯菜の収穫作業を実践。野菜の特徴や、最適なタイミングの見極め方など、中村さんの指導のもと、実践を通じて学びました。収穫後は、集荷場にて重要な選別・包装工程に移りました。ここでは、収穫したてのオクラ、空芯菜に加え、にんにくなども対象に、規格外品や傷んだものを丁寧に取り除く選別作業を体験。その後、市場や顧客に届けるための衛生的な包装作業までの一連の流れを習得しました。この集荷作業は、品質を維持し、安定供給を支えるための要であることを深く理解できました。さらに、研修では、中村農園が保有する高性能な農作業機械についても詳しくご説明いただき、大規模かつ効率的な農業経営を支える技術と設備への理解も深めることができました。

4日目 9月14日(日)

8:30宿泊先チェックアウト・出発
10:00大良大社 参拝 ほか
12:00解散|西鉄久留米駅

久留米市内を見学して、終了しました。次回は、10月23日からの実地研修を予定しています。

2025/10/23-26 実地研修
1日目| 説明会/市内視察
2日目| レタス類(サニー・グリーン・玉)農作業研修 井口農園 井口彰大さん
3日目| いちご農作業研修 永尾農園 永尾陽介さん
4日目| 市内視察 酒蔵など

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