2025年 参加する

2025.10.21

実地研修3回目【長野県飯島町】報告

開催日時 

2025年8月8日(金)〜11日(月) ※2024年度からの継続で2025年実施です。

1日目 8月8日(金)

11:20
12:20
JR茅野駅 集合
名鉄高速バス飯島バス停 集合
14:00座談会①農業にどのように関わりたいか?(理由や計画)
②上記を進める上で聞きたいことや悩みごとは?
講師 髙橋義直|和郷 ナレッジバンク事業統括取締役
18:00宿泊先 到着iiネイチャー春日平

14:00 座談会

和郷ナレッジバンク事業統括取締役の髙橋義直氏がファシリテーターとなり、研修生のみなさんと次のテーマについて座談会を行いました。
①農業にどのように関わりたいか?(理由や計画)
②上記を進める上で聞きたいことや悩みごとは?
今の職業と年齢から次のステップへと進む上での課題や不安、二拠点生活の可能性、就農するまでの準備や段取り、金銭の準備、住環境、移住などについて話が展開されていきました。

2日目 8月9日(土)

8:45いいじま森の会 見学いいじま森の会紹介・案内
講師|いいじま森の会 会長 福田富穂さん
13:00昼休憩くらすわの森
14:00農作業研修そば播種(種まき)、ネギ圃場の除草研修
株式会社田切農産 代表取締役 紫芝勉さん
18:00宿泊先 到着iiネイチャー春日平

8:45 いいじま森の会 見学
講師|いいじま森の会 会長 福田富穂さん

長野県上伊那郡飯島町を拠点とする「いいじま森の会」は、豊かな自然環境を守り、未来へとつなぐ活動を行う団体です。町の宝である里山や森林資源を保全・再生し、町の財産として生かしていくこと。森林の適切な管理を通じて、美しい自然景観の維持はもちろん、環境教育や地域活性化にも貢献しています。活動は多岐にわたり、森林整備や保全活動に加え、里山の恵みを活用したクロモジ商品の開発・販売にも力を入れています。クロモジ茶や芳香水といった特産品は、森の恵みを身近に感じられるものとして町民や訪問者に親しまれています。これらの活動は、地域住民と都市住民との交流人口を広げ、町の活性化を目指すものでもあります。「いいじま森の会」は、森と人との繋がりを大切にしながら、持続可能な地域づくりに貢献し続けています。

11:00 くらすわの森 見学・休憩

長野県駒ヶ根市に位置する「くらすわの森」は、養命酒製造が運営する体験型複合施設です。約13万㎡の豊かな森を最大限に活かした敷地内で、ライフスタイルブランド「くらすわ」が提唱する“おいしい・たのしい・すこやかな体験”を提供しています。施設には、ピザ窯付きレストラン、職人こだわりのソーセージが並ぶミートデリ、自家製パンのベーカリー、そして木の温もりの中で読書ができる森のライブラリーなど、多彩なコンテンツが充実しています。

14:00 農作業研修  そば蒔き研修
講師|株式会社田切農産 代表取締役 紫芝勉さん

株式会社田切農産 紫芝勉さんの指導のもと、秋の収穫に向けた蕎麦の種まきを実施。研修生たちは、広大な畑で種が均等に行き渡るよう作業を進めました。約2ヶ月後には、畑一面が白い蕎麦の花で埋め尽くされる予定です。
ネギの圃場では、品質の高いネギを育てるための重要な作業である除草作業に注力。ネギの生育を妨げる雑草を、一本一本丁寧に手作業で取り除く地道な作業を通して、栽培の基本を学びました。

3日目 8月10日(日)

9:00農作業研修アスパラガス圃場の除草研修
株式会社田切農産 代表取締役 紫芝勉さん
12:00流しそうめん体験 iiネイチャー春日平
株式会社田切農産 代表取締役 紫芝勉さん
14:00午後は雨天のため、研修は中止

9:00〜 農作業研修 アスパラガス座学・除草作業
講師|株式会社田切農産 代表取締役 紫芝勉さん

株式会社田切農産の紫芝勉さんから、アスパラガスについて教えていただきました。
アスパラガスは、初期投資が必要なものの、収益性の高い作物として知られています。栽培は、種から育てるのではなく苗を植え付け、畑にしっかりと根を張らせることから始まります。
植え付けから本格的な収穫ができるまで約3年待つ必要があります。しかし、一度植え付ければ、その後15年程度にわたって継続して収穫が可能で、特に8〜10年目が収量・品質のピークとなります。
そのため、長期的にみた場合収益性の高い作物ですが、ハウスの建設や優良な苗の購入など、初期投資の費用が比較的高くなります。

12:00〜流しそうめん体験@iiネイチャー春日平

紫芝さんのご指導のもと、男性陣が竹を割り、受け台をつくり見事な流しそうめん台を設営。その間、女性陣は素麺を茹で、ネギやミョウガなど豊富な薬味を準備しました。さらに、差し入れで、採れたての新鮮なトウモロコシも。自然の中でいただくのは、格別の美味しさでした。薬味としてミニトマトも流すなど工夫を凝らし、夏の涼と味覚を満喫しました。みんなで作る流しそうめんは、笑い声が絶えない楽しいひとときでした。

4日目 8月11日(月)

10:15りんりん祭 参加
11:30解散| 名鉄高速バス 飯島バス停 解散

10:15 信州飯島風街道 りんりん祭 参加

南アルプスと中央アルプスの谷あい、長野県飯島町で開催される「信州飯島風街道 りんりん祭」は、「世界一の風鈴の夏祭り」として知られる体験型イベントです。会場には、約1万個の風鈴が設置され、美しい音の道を作り出します。特設ステージでのパフォーマンスや、飲食・雑貨・ワークショップなど過去最大級の店舗が集結。風鈴の音色に癒されながら、食べて、買って、つくって楽しめる、飯島町の特別な夏を満喫できます。

3回目の今回で長野県飯島町の実地研修は終了となりました。
サポートしてくださったコーディネイターの紫芝勉さん、各農家のみな様、自治体のみな様、全3回合計12日間、ありがとうございました。そして、和郷アグリカレッジ研修生のみな様、お疲れ様でした!

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